日本語と日本文化をおしる仕事・・・日本語教師
日本語教師というのは、日本語が母国語でない人たちに外国語として日本語を教える仕事です。
ですから、日本人に日本語を教える国語教育とは根本的に違います。
例えば、日本語教育では、どうして「読む」という動詞は「読んで」と「んで」に変形するのに、「書く」は「書いて」と「いて」になるのか?
また、東京でオリンピックがある、東京に国会議事堂がある、という文では、どうして前の文は東京の後の助詞が「で」なのに、後の文は「に」になるのか?
など、日本人では疑問に思わないような文法的なことを教えていかなければなりません。
そういった外国人に教えてるための日本語の文法的な知識を学び、それをいかにわかりやすく教え、そして練習させていくのかが、日本語教師の主な仕事になります。
そういったことを身につけるところが、日本語教師養成講座です。
また、日本語教師は、日本語という言語だけでなく日本の文化も教えなければなりません。
日本の文化といっても幅広く、どうして日本人はおじぎをするのか、またおじぎをするときにはなぜ相手の目を見ないのか、
といった日常的な基本マナーから始まり、日本の食文化、宗教、習慣、上下関係、内と外の概念など、日本独特の文化を教えていきます。
日本語教師にとってはそういった日本に関する幅広い知識も要求されます。
そういった意味でも、日本語教師になることは、日本語のみならず、日本というものを勉強することになります。
海外で日本語を学ぶ学生にとっては、日本を知る唯一の媒体が先生ということもあり、日本語教師は、それこそ日本を背寄って立つ、といった役割を果たさなければなりません。
これから日本語教師を目指す方は、そういったことも視野に入れて、望んでほしいと思います。
